原油価格動向

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原油価格動向
2025/5/1

原油価格


WTI原油は約60ドル/バレル、北海ブレント原油は約64ドル/バレルで推移しております。

 

原油相場


原油相場は、22日に米財務省が数億ドル相当のイラン産の液化石油ガス(LPG)と原油を海外市場に輸送しているとして、イランのLPG業界の有力者と関連企業ネットワークを制裁対象に指定したと発表しました。24日未明にウクライナの首都キーウで、ロシアによるミサイルやドローンの大規模な攻撃があったとも伝わりました。

上記の通り、米国の追加制裁やウクライナ情勢の不透明感などが相場を支え、2週続けて小幅続伸しております

4月23日~28日のTTSレート平均で94銭の円安ドル高の143円96銭となりました。4週ぶりに上昇が一服しております。金融政策を巡り、日銀が4月30日~5月1日に金融政策決定会合、FRBが6~7日に米連邦公開市場委員会を開く事になっております。

燃料油価格激変緩和措置の補助金額は数十銭の増額となり、約1円の補助金の支給となっております。

 

今後の動向予想

4月30日に中国国家統計局が発表した4月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.0となり、3月の50.5や予想値を下回りました。非製造業PMIも3月から縮小し、中国経済の減速が織り込まれております。しかしながら、民間の調査会社「財新」による4月PMIは50.4となり3月から縮小したものの、予想値の49.7を上回る結果となった為に小幅な値動きとなっております。また、米国石油協会(API)在庫統計によると、米国の原油在庫は前週比380万バレルの大幅増加となり、需給緩和感がみられる一方、ガソリン在庫は同310万バレル、軽油・暖房油在庫は同250万バレルそれぞれ減少しております。

米トランプ大統領の高関税政策が経済を混乱に陥れるとの懸念や中国の景気減速による需要抑制が下落要因となっております。また政府からは、ガソリン・軽油10円、灯油・重油5円の新たな補助金事業が発表されており、価格が下落する可能性が出ております。5月22より段階的にスタートし上記価格が補助上限価格となっております。

 

*動向に関する重要なお知らせ*
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