原油価格
WTI原油は約60ドル/バレル、北海ブレント原油は約63ドル/バレルで推移しております。
原油相場
原油相場は、米国の関税強化や貿易摩擦で世界経済が悪化するとの警戒感が続く中、サウジアラビアによる増産の可能性が報じられた事などから、3週ぶりの下落となり2021年12月~2022年1月以来、約3年4カ月ぶりに50円台の安値圏に引き下がっております。
4月30日~5月6日のTTSレート平均で91銭の円安ドル高の144円87銭となりました。日米の金融政策を巡り、日本が利上げを見送った事と、米国が利下げをしないとの観測が円売りドル買いを支えております。
燃料油価格激変緩和措置の補助金額は1~14日の2週間が1円10銭との発表の為、8日以降も据え置きとなっております。
今後の動向予想
ガソリン税などの旧暫定税率(25円10銭/L)の廃止に向けて、今年12月末に予定する自動車関税諸税の全体的な見直しとともに、廃止案を作り来年1月からの通常国会に関連法案と予算を提出する事を想定し、与党と日本維新の会と協議を行っております。与党は、廃止によるSSをはじめとした流通や地方財政など実務上の課題解決、調整が必要になるとして慎重に協議を進めており、廃止時期は最も早くても2026年4月以降になるとの見方を示しております。
トランプ大統領の高関税政策が経済を混乱に陥れるとの懸念や中国の景気減速による需要抑制が下落要因となっております。また政府からは、ガソリン・軽油10円、灯油・重油5円の新たな補助金事業が発表されており、価格が下落する可能性が出ております。5月22より段階的にスタート(ガソリン・軽油は5円から段階的)し上記価格が補助上限価格となっております。
*動向に関する重要なお知らせ*
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