原油価格動向

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原油価格動向
2025/5/23

原油価格


WTI原油は約63ドル/バレル、北海ブレント原油は約67ドル/バレルで推移しております。

 

原油相場


原油相場は、米英と米中が貿易交渉で合意し、世界経済の減速懸念が後退した事が上昇要因となっておりました。その中で18日にパレスチナ自治区ガザの北部と南部で大規模な地上侵攻を開始したと伝わりました。

上記の理由などから、原油高と円安ドル安が継続した事で3週ぶりに60円台の回復となり、週間コストは2円を超える上昇となっております。

燃料油価格激変緩和措置から切り替わる燃料油価格定額引き下げ措置が22日から始まりました。初週の補助額(22~28日)はガソリン・軽油が7.40円/L、灯油・重油は上限の5円/Lに達している状況となっております。

 

今後の動向予想

22日にはOPECプラスが7月の生産拡大を検討中との報道が伝えられました。OPECプラスは61日に会合を開き、7月の生産拡大の方針を決定する予定となっております。

22日から政府による新たな燃料油補助制度が始まりました。これまでは、ガソリンの平均価格が1㍑185円程度になるよう補助金を出していましたが、新制度ではガソリン・軽油は最大10円/L、灯油・重油は最大5円/Lの補助を行います。新制度最初の週(22〜28日)は、ガソリンの全国平均小売価格が前週より1㍑当たり5円下がるよう支援します。それ以降は買い控えを防ぐため、毎週1円ずつ小売価格が下がるよう補助額を調整していく仕組みとなっております。仮に補助金無しの価格が一定の場合、6月26日以降にガソリン・軽油の1㍑当たりの補助額が10円に達する見通となっております。

トランプ大統領の高関税政策が経済を混乱に陥れるとの懸念がある中、OPECプラスは、7月も増産継続を検討している状況となっております。また政府からは、ガソリン・軽油10円、灯油・重油5円の新たな補助金事業がスタートしており、直近においては価格が下落する傾向となっております。

*動向に関する重要なお知らせ*
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