22日にはOPECプラスが7月の生産拡大を検討中との報道が伝えられました。OPECプラスは6月1日に会合を開き、7月の生産拡大の方針を決定する予定となっております。
22日から政府による新たな燃料油補助制度が始まりました。これまでは、ガソリンの平均価格が1㍑185円程度になるよう補助金を出していましたが、新制度ではガソリン・軽油は最大10円/L、灯油・重油は最大5円/Lの補助を行います。新制度最初の週(22〜28日)は、ガソリンの全国平均小売価格が前週より1㍑当たり5円下がるよう支援します。それ以降は買い控えを防ぐため、毎週1円ずつ小売価格が下がるよう補助額を調整していく仕組みとなっております。仮に補助金無しの価格が一定の場合、6月26日以降にガソリン・軽油の1㍑当たりの補助額が10円に達する見通となっております。
トランプ大統領の高関税政策が経済を混乱に陥れるとの懸念がある中、OPECプラスは、7月も増産継続を検討している状況となっております。また政府からは、ガソリン・軽油10円、灯油・重油5円の新たな補助金事業がスタートしており、直近においては価格が下落する傾向となっております。