原油価格動向

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原油価格動向
2025/6/12

原油価格


WTI原油は約64ドル/バレル、北海ブレント原油は約67ドル/バレルで推移しております。

 

原油相場


原油相場は、5日に米国トランプ大統領は自身のSNSに中国の習近平国家主席と電話会談を行い、両国にとって非常に前向きな結論となったと投稿しました。また7日には9日に英国ロンドンで貿易交渉を行うと書き込み、うまく行くだろうと期待感を示しております。イランの核開発について3日に我々の合意ではいかなるウラン濃縮も認めないと強調しました。一方で4日にイランの最高指導者ハメネイ師は、ウラン濃縮を続ける方針を示したと報じられました。

以上の状況などにより、原油相場は反発し3週ぶりの上昇となりました。

6月4日~10日のTTSレート平均で7銭の円高ドル安の145円2銭となりました。米国では雇用や景況感など一部の経済指標に弱さが見られ、円買いドル売りを促しております。

燃料油価格激変緩和措置から切り替わる燃料油価格定額引き下げ措置が5月22日から始まりました。今週の補助額(6月12日~18日)はガソリン・軽油は上限の10円/L、灯油・重油は上限の5円/Lに達している状況となっております。

 

今後の動向予想

11日のWTI先物原油相場は、イランを巡る中東情勢の緊迫から米国が中東地域から政府職員などの退避を始めた事が影響し、一時前日比5%高い68.37ドル/バレルとなり4月上旬以来の高値を付けました。

米国はイランと核開発を巡る高官協議を4月以降5回実施して来たが合意には至っていない状況です。イランとの協議について、トランプ米大統領がポッドキャストに合意への自信がなくなっていると話し、それがロイター通信など各メディアを通じて市場に伝わっております。米国との対立が深まればイラン側による中東の米軍基地への攻撃もありうるとの警戒もあります。11日にロイター通信は、イランのナシルザデ国防軍需相がすべての基地は我々の射程圏内にあると主張したと伝えており、合意が難しくなりイランによる原油供給が増えないとの見方が広まった事で、原油需給の引き締まりを意識した買いを促しております。

政府による新たな燃料油補助制度が5月22日より始まりましたが、ガソリン・軽油は10円、灯油・重油も5円の上限に達しており、次週以降は原油価格の上下が直接価格に反映する見込みとなっております。

*動向に関する重要なお知らせ*
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