原油価格
WTI原油は約66ドル/バレル、北海ブレント原油は約69ドル/バレルで推移しております。
原油相場
原油相場は、米ガソリン在庫は米エネルギー情報局(EIA)の11日までの週間統計で、前週から339万9000バレル増加しました。需要期のドライブシーズンを迎えているが、需要が伸び悩んでいるとの見方を誘っております。14日には米トランプ大統領がロシアがウクライナと停戦合意出来なければ制裁を科すと報じられましたが、停戦合意に50日以内との期限を設けた事が、制裁発動への懸念を和らげる結果となりました。
米国のガソリン在庫の増加や対ロシア制裁への警戒感が過度に高まらなかった事などで原油相場は反落したが、為替相場は円安ドル高が進み円建て価格を押し上げております。
為替相場は、7月16日~22日のTTSレート平均で1円60銭の円安ドル高の149円43銭となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退し、米長期金利は約1カ月ぶりの高水準に上昇した事で、円売りドル買いの動きが加速しました。
政府の燃料油補助金は、燃料油価格定額引き下げ措置の補助金(ガソリン・軽油10円、灯油・重油5円)に加え、予防的な激変緩和措置の補助金が2週連続適用となりました。
今後の動向予想
22日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり173.6円となり、前週から小幅に値上がりしましたが、政府の補助などにより3週連続で173円台となっています。石油情報センターによると、レギュラーガソリンの小売価格は22日時点の全国平均で1リットル当たり173.6円と、前週より0.4円値上がりとなりました。国際的な原油価格が上昇した要因で価格は上昇しましたが、政府による1リットル当たり10円の補助に加え、6月から始まった価格の急上昇を防ぐ為の予防的な激変緩和措置も適用され、小売価格の値上がり幅が一定程度、抑えられた形で3週連続で173円台となっております。
政府による新たな燃料油補助制度が7月24日から7月30日までの間はガソリン・軽油は10.0円、灯油・重油は5.0円の燃料油価格定額引き下げ措置の補助金に加え、ガソリン・軽油は0.2円、灯油・重油は0.1円の予防的な激変緩和措置の補助金が適用されておりますが前週より減額となり、為替相場が円安ドル高に振れた事などで価格は上昇しております。
*動向に関する重要なお知らせ*
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