原油価格
WTI原油は約69ドル/バレル、北海ブレント原油は約73ドル/バレルで推移しております。
原油相場
原油相場は、米トランプ大統領が22日に日本、27日にEUと貿易交渉で合意したとSNSに投稿しました。8月1日から日本に25%、EUに30%の課すとした関税を15%に引き下げる事としました。また米エネルギー情報局(EIA)の18日までの週間統計で、原油が前週から316万9000バレル、ガソリンが173万8000バレル減少しました。
米国の通商交渉の進展や石油在庫の減少などが上昇要因となりましたが、為替相場が円高ドル安に振れた為、円建て価格の上昇を抑えております。
為替相場は、7月23日~29日のTTSレート平均で1円9銭の円高ドル安の148円34銭となりました。日本債権市場では25日に掛けて米長期金利が終値で4.3%台に低下する一方、日本は1.6%に上昇した事が円買いドル売りを促しました。
政府の燃料油補助金は、燃料油価格定額引き下げ措置の補助金(ガソリン・軽油10円、灯油・重油5円)のみとなり、予防的な激変緩和措置の補助金が3週ぶりの解除となりました。
今後の動向予想
29日に立憲民主党などの野党8党は、8月1日召集の臨時国会に提出するガソリン税(25円10銭)の旧暫定税率を廃止する法案について協議を行い、施工日を11月1日にする事を確認しております。現在の燃料油価格対策から暫定税率廃止へ円滑に移行を進める為の方策も説明しております。移行時の混乱を防ぐ目的として、燃料油激変緩和補助金を活用し段階的に暫定税率分まで価格を引き下げる事で、廃止に切り替える事が出来るとしております。
政府による新たな燃料油補助制度が7月31日から8月6日までの間はガソリン・軽油は10.0円、灯油・重油は5.0円の燃料油価格定額引き下げ措置の補助金のみとなり、予防的な激変緩和措置の補助金の適用が見送られた事により、米国の通商交渉の進展や石油在庫の減少などの上昇要因を吸収出来なかった事で価格は上昇しております。
*動向に関する重要なお知らせ*
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