原油価格
WTI原油は約62ドル/バレル、北海ブレント原油は約66ドル/バレルで推移しております。
原油相場
原油相場は、OPECプラスの有志8カ国は2023年4月に発表した165万バレル/日の自主減産のうち、10月に13万7000バレル/日を緩和する方針を決めている中、5日に会合を開きます。ウクライナがロシアの製油所や石油輸出施設などへの無人機攻撃により、ロシア国内で燃料不足が広がっていると報じられています。また米エネルギー情報局の週間統計で、米国の石油在庫の減少が発表されております。
原油相場は小幅上昇し、サウジアラビアの9月積みアジア向け調整金も円換算で前月比90銭強の上昇となっております。
為替相場は、9月24日~30日のTTSレート平均で1円43銭円安ドル高の149円90銭となりました。米国の経済指標に強さが見られ政策金利の引き下げ観測がやや後退し、米金利が終値で約3週間ぶりに4.1%台後半に上昇し、円が売られドルが買われております。
政府の燃料油補助金は、燃料油価格定額引き下げ措置の補助金(ガソリン・軽油10円、灯油・重油5円)のみの適用に移行した事で、補助金額は週ごとの増減がなくなっております。
今後の動向予想
2日アジア時間午前の原油相場は上昇しております。前日の市場でWTI原油相場が期近物の終値として5月30日以来の安値を記録した事で、値ごろ感から買い戻しが先行しました。また米トランプ大統領が大豆の輸出を巡り中国習近平国家主席と直接会談を行うとの合意した事を受け、大豆を巡り具体的な貿易交渉が行われる事で、米中の貿易摩擦が緩和して経済活動の回復を期待するとの見方もあります。
一方市場ではOPECプラスの増産見通しから、供給過剰懸念が根強い状況となっておりますが、5日のオンライン会合で、OPECプラスの主要8カ国は11月の自主減産の巻き戻し幅を検討する事としております。
政府による燃料油補助制度は、ガソリン・軽油は10.0円、灯油・重油は5.0円の燃料油価格定額引き下げ措置の補助金のみとなっております。
*動向に関する重要なお知らせ*
こちらの情報は正確性又は完全性を保証するものではありません。
一般的な情報提供を目的としたもので、何らかの投資等に関する特定のアドバイス提供を目的としたものではありません。従って、この情報に依拠して行われた投資等の結果については当社は責任を負いません。