原油価格動向

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原油価格動向
2024/2/29

原油価格


WTI原油は約79ドル/バレル、北海ブレント原油は約83ドル/バレルで推移しております。

 

原油相場


米国外務省は米英軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の武器貯蔵施設など8ヵ所の拠点を攻撃したと発表しております。紅海周辺を航行する商船や海軍艦船に対する攻撃への報復措置で、フーシ派による攻撃は2023年11月中旬以降45件以上にのぼっています。

またFRBは直近1ヵ月の物価や雇用などの経済指標に想定以上の強さが見られるとして、急いで利下げを開始する必要はないとしています。

一方でサウジアラビア原油のアジア向け調整金は2月積みが前月比1.8円程度引き下げが、価格改定の下げの要因となっております。

燃料油価格激変緩和補助金額は、前週並みの21円台となっております。

 

今後の動向予想


ゴールドマン・サックスは2024年夏の北海ブレント先物価格のピーク予想を2ドル引き上げ、1バレル=87ドルとしています。

紅海の物流混乱で経済協力開発機構(OECD)諸国の商業在庫が予想をやや上回るペースで減少しておりますが、紅海情勢の緊迫化にもかかわらずブレントは70-90ドルのレンジ内にとどまると予想しています。

中東やウクライナで紛争が続く中でも原油価格の変動は限定的で、地政学的なリスクプレミアムが控えめな状況を反映していると指摘しております。

 

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