セールススタッフブログ
2021/5/12
こんにちは!株式会社ハヤマ産業エネルギー部です。
今回は原油価格に関わる誰かに話したくなる?ようなお話です。
皆様、TVニュースや新聞などで原油価格を「〇〇.〇〇$/bbl」と表示
されているのを目にした事があるかと思います。
この最後の「bbl」は何かと申しますと、原油、石油類の計量する容積の単位
であり、「バレル(バーレル)」と読み、リッター換算すると
“1バレル=42ガロン=約159ℓ”です。
この「バレル」でピンときた方もいらっしゃるかと思いますが由来は
「樽」から来ています。
かつて、1860年代アメリカでは石油採掘技術の発達により急激に発展した
石油産業において、採掘した原油を50ガロンのシェリー酒の樽に原油を
詰め輸送していました。
しかし当然現在ほど輸送技術は高くなく、道路の舗装もない悪路な状況
なので輸送中の揺れ等により原油が漏れたり、蒸発してしまったりして
目減りし、目的地へ到着する頃には42ガロン程度まで減ってしまうため、
到着時の最終数量の42ガロンを「1バレル」としたのが始まりだそうです。
(諸説あります。)
この1バレルという単位も石油やビール,ワイン等の「液量バレル」と
穀物や野菜等に用いられる「乾量バレル」でもガロン数は異なりますし、
アメリカとイギリスでも1バレルのガロン数は異なります。
ちなみにアメリカ等ではリッター(ℓ)よりガロンの方が一般的で、
ガソリンスタンドでは給油量の表示は日本のような「リッター数」
ではなく「ガロン数」で表示されます。